2021.08.01 レシピ
こんにちは!谷口屋編集部の小林です。
みなさん、毎日の料理で油揚げが余ったり、たまたまスーパーで油揚げをたくさん買った時、「どうにか保存して油揚げを長持ちさせたい」と考えたことはありませんか?確かに、賞味期限が書いてるとはいえ、できることなら日持ちを良くして、賞味期限を気にせず好きなときに料理に加えたいですよね。
ただ油揚げは、使い勝手は良い食材であるものの、あまり保存が利かないイメージがあると思います。そんなときに便利なのが冷凍保存なんです。実は、冷凍保存をすると、菌の繁殖を防いで、長期保存しても美味しく食べられます。
しかし「冷凍したらいつまでなら美味しく食られるのか」「冷凍しても腐敗はしないのか」と冷凍後の油揚げの保存期間や状態が気になる方も多いと思います。そこで今回は、冷凍保存した油揚げの賞味期限と食べる前の注意点についてご紹介します。
油揚げの賞味期限はいつまで?
味噌汁や煮物、いなり寿司など、毎日の料理にも手軽に加えられる油揚げですが、パッケージ通り正しく保存したとしても賞味期限は短く、早く使ってしまわないと、すぐに傷んでしまいます。まずは実際の油揚げの賞味期限がどのくらいなのかを確認してみましょう。
未開封の油揚げの賞味期限
買ってきたばかりの未開封であれば、賞味期限はパッケージに記載されている期限を参考にすると良いです。基本的に未開封の油揚げは賞味期限が約5日と短く、谷口屋の油揚げは発送日を含めて約7日です。商品によっては、2-3週間と賞味期限が長いモノもありますが、基本的に短いモノだと思っておきましょう。
開封済みの油揚げの賞味期限
開封すると、油揚げの油が空気や光に触れて、酸化が進みます。酸化した油分は油揚げの腐敗を促進するので、予定よりも早く賞味期限切れになってしまうんです。しかもカットした後の油揚げは、断面からも酸化していくので、調理したあとは注意が必要ですね。開封後は、早めに使い切るのがオススメです。
記載された正しい保存方法だと、開封してから1-2日を目処に、油揚げを料理に使った方が安心して食べられそうですね。
それでは保存方法を工夫してみると、賞味期限はどのくらい変化するのでしょうか?
保存方法による賞味期限の変化
さまざまな料理に使われる油揚げですが、開封するだけで賞味期限が短くなってしまうなんて勿体無いですよね。しかし、保存方法を工夫することで、賞味期限を延ばすだけでなく、風味や食感を損いにくくすることもできます。
油揚げの冷蔵保存
冷蔵庫で保存する場合、油揚げをラップで包み、ジップロックなどの保存袋に密閉するのがオススメです。なるべく油揚げを空気に触れさせないようにすることが大切で、油揚げが大きい場合は小分けにして保存してみてください。
このように、密閉した袋で保存しておくと、大体2-3日程度は日持ちするようになります。近いうちに、残りの油揚げを使うのであれば、この方法で十分ですね。
油揚げの冷凍保存
賞味期限を気にしたくない方は冷凍保存をしましょう。ポイントは、あらかじめ油揚げが含んでいる酸化した油や余分な油分を油抜きで落としておくことです。
通常の冷凍保存だと、酸化した油が腐敗を促進してしまって、保存期間が2週間ほどになります。しかし、油抜きをするだけで、1ヶ月ほど保存しておくことが可能です。酸化した油を落としてから冷凍すると、解凍したときに臭みが抑えられて、美味しい油揚げを楽しむことができますよ。
油抜きの方法
いくつかある油抜きのうち、谷口屋で普段行っている「お湯で煮る方法」をご紹介します。
沸騰したお湯を用意します。お湯に油揚げを入れて、表面がボコボコとふやけてきたら、お湯を切ります。その後、冷水をかけて水切りをしたら完成です。油抜きが終わったら、ラップに包んでジップロックといった保存袋に入れて密閉し、冷凍庫に入れておきましょう。
ほかにも「お湯をかける方法」「電子レンジで温める方法」といった油抜き方法があり、詳しく解説した記事を公開しているので、ぜひみてみてください。
保存した油揚げを食べる前の確認すべきこと
冷凍保存をすると、賞味期限が1ヶ月ほど延びる一方で、冷蔵保存は開封してしまうと2-3日ほどしか日持ちしませんでしたね。
どちらにしても、保存した油揚げを食べる際は、菌やカビが発生してないかを注意しておかなければいけません。解凍して確認せずそのまま料理に使ってしまうと、お腹を下してしまうこともあります。
そんなことが起こらないよう、ここからは、油揚げを食べる前に確認しておくべきことについてご紹介します。
油揚げの臭いが酸っぱいかどうか
豆類が痛むとすっぱい臭いがして、油揚げは大豆製品なので傷んでくると同様にすっぱい臭いが目立ってきます。しかも油の酸化もあるので、少しでもすっぱい臭いがしたら、食べるのを控えておきましょう。
膨らんだり、ヌメりが出ているかどうか
油揚げの傷みが進んでくると、酸っぱい臭いがする上に、油揚げの表面からヌメリやネバネバが出てきます。この状態になると、賞味期限が過ぎてなくても食べることができません。
ヌメリが繁殖していくと、腐敗が進み油揚げが膨張してきます。この状態になった油揚げも食べることができないので、注意しましょう。
元々、日持ちしにくく傷みやすい食材なので、少しでも違和感を覚えたら食べないことをオススメします。
食べたとき酸味が増して、ネバつきを感じるかどうか
見た目や臭いに違和感がなくても、油揚げを食べてみたら「いつもと違う」なんてこともあります。食べてみて何か違和感を覚えたら、傷んでいる可能性があるので注意が必要です。酸化した油の風味があったり、噛んだ時にネバつきに気付いたら、料理に入れるのは控えた方が良いでしょう。
油揚げは他の具材と合わせて調理することが多いので、鍋や炊き込みご飯などに加える前に、見た目や臭いをチェックしておくと良いかもしれません。
油揚げの使い方をマスターしていつでも美味しく
今回紹介した油揚げの保存方法を用途に合わせて使い分けることで、いつでも油揚げを美味しくいただくことができると思います。また、たくさんの油揚げレシピも公開しているので、ぜひチェックしていつもとは違う油揚げ料理を堪能してみてくださいね。谷口屋の油揚げはオンラインショップでもお買い求めいただけますよ。