2021.07.21 レシピ
こんにちは!谷口屋編集部の小林です。みなさん、毎日料理をしていると献立が似通うことや栄養バランスが偏ってしまうなど、毎日の献立で悩むことがありますよね。栄養のバランスを整えたい。なるべく簡単に作りたい。そう考えていると、なかなか毎日の献立を考えるのも大変だと思います。
そんな時にオススメなのが、味噌汁や煮物、いなり寿司など、和食に欠かせない油揚げ。あまり栄養面を気にしない食材ですが、簡単にアレンジができて、実は栄養豊富!しかも、油揚げにはお肌に嬉しい成分がたっぷり入っているんですよ。
今回は、毎日の献立に加えたくなる栄養満点の油揚げについてご紹介します。さらに、油揚げ料理の味をより引き立たせる「油抜き」の方法も一緒にご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
油揚げが持つ栄養素とは?
「栄養豊富な油揚げ」と聞くと、一体どんな栄養素があるのか気になりますよね。豆腐を揚げて作られる油揚げには、豆腐と同じ栄養素が含まれていて、中には豆乳よりも簡単に摂取できる栄養素もあるみたいです。
ここからは、ぜひ注目していただきたい油揚げの栄養素についてご紹介します。
大豆イソフラボン
大豆イソフラボンは、豆乳にも含まれている栄養素です。女性ホルモンの「エストロゲン」に似ていて、お肌の調子やハリを良くしてくれます。なんと油揚げには大豆イソフラボンが、豆乳の2倍弱も含まれています。油揚げをたった半分食べるだけで、一日に必要な摂取量を取ることができるのです!
毎日の食事にすこし取り入れるだけで、お肌に良い栄養も摂れるなんて嬉しいですね。
大豆タンパク質
みなさん、お肉でタンパク質を摂ってしまいがちではないですか?お肉ばかりの食生活ばかりだと、栄養バランスが気になりますよね。そんな時にも、大豆タンパク質を多く含む油揚げがオススメなんです。
大豆タンパク質は、お肉に含まれるタンパク質と同じくらいの栄養価がある上に、消化吸収を助けてくれる効果もあるんです。
お肉に比べて脂質を摂りすぎることもないので、気軽に料理に加えることができます。
運動する人はもちろん、普段運動をしない人にとっても、良いタンパク質源として大活躍の栄養素です。
大豆サポニン
大豆サポニンという栄養素は、大豆だけでなく抹茶やコーヒーの苦味にあたるもので、脂肪分解の働きがあります。ご飯を食べながら「コレステロールや中性脂肪を分解してくれる」なんて嬉しいですね。
しかも、大豆サポニンは、腸で吸収されたブドウ糖が脂肪酸とくっつくのを防いで、余分な脂肪を蓄積させない効果もあります。油揚げを取り入れるだけで、脂肪を分解するだけでなく、肥満予防にも繋がるので積極的に摂りたい栄養素です!
そのほかの栄養素
その他にも油揚げには、強い抗酸化作用を持つビタミンE、骨を強くするカルシウムや鉄分といったミネラルも多く含んでおり、食事をヘルシーにする一品としてもってこいの食材です。
油揚げをよりヘルシーにする油抜きとは?
油抜きはあくまで酸化した油分を落として、油揚げの風味を損なわないため行います。そのため全部の料理で油抜きをする必要はありません。
ただ、油抜きをすると、余分な油が落ちてよりヘルシーに、そして味がより引き立つようになるので、ぜひ試していただきたいです。
しかし、油抜きをすることにどんなメリットがあるのか気になりませんか?そこで、油抜きの一手間で得られる嬉しい効果をご紹介します。
油抜きでカロリーを減らせる
油揚げのカロリーは、一般的に1枚30g、約120kcalほどです。やはり、油で揚げているだけあってカロリーが高めです。そこで油抜きをすることによって約90kcalまで減らすことができます。
カロリーを抑えながら、栄養をたっぷり摂れるので、ダイエット中でも食べやすいですね。
料理が油っぽくなるのを防ぐ
油抜きをひと手間加えると、油揚げが持つ酸化した油分が落ちて、普段よりさっぱりした仕上がりになります。しかも、油揚げ本来の風味を損なわないこともポイントです。お酢なんかを加えると、油が分解されて食感がさらっと、味もさっぱりした感じになります。
油揚げに味が染み込みやすくなる
油揚げの表面に油分が多いと、水分をはじいてしまうため、味が染み込みにくいです。だからこそ、油抜きで油の膜を落として、水分が入り込めるようにすることで、味が染み込みやすくなります。
汁物や煮物、炊き込みご飯といった「味をしみ込ませたい」料理で行うと、油揚げの中まで味がしっかり染みて美味しいですよ。
油揚げの油抜きの方法とは?
それでは油揚げをより美味しくしてくれる油抜きについてご紹介します。油揚げの油抜きの方法は主に3つです。それぞれを簡単に紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
電子レンジを使った油抜き
まずは、ネットで簡単にできると話題の電子レンジを使った油抜きです。キッチンペーパーで油揚げを包んで、600Wのレンジで2分間温めるだけ!一番お手軽なやり方です。ただ、他の油抜きと比べて、油揚げが若干縮んでいるように感じるかもしれません。
お湯をかける油抜き
油揚げを置いて、沸騰したお湯をゆっくりかけていきます。見た目は表面が「ぶよぶよ」とした状態。片面が終わったら、ひっくり返して同じようにお湯を掛けて完成です。レンジで行う油抜きよりも、ふんわりとしていて、しっかりと角が立つ仕上がりになります!
お湯で煮る油抜き
最後は普段、谷口屋で行われている油抜きです!沸騰したお湯に油揚げを入れて軽く煮ます。お湯に入れてしばらくすると、表面がボコボコとふやけて来るので、そのタイミングでお湯を切ります。その後、冷水をかけて水切りをしたら完成です。断面に空洞が多くできて、厚みを損なわないでので、味が染み込みやすくなります。
これからの油揚げを油抜きでヘルシーに
油揚げには、ご紹介した栄養素がギュッと詰まっています。栄養豊富なだけでなく、油抜きでカロリーカットもできるので、健康的な食事にぴったりの食材です。オンラインショップでは、さっぱりしているのにジューシーな旨味たっぷりの「谷口屋の油揚げ」がお買い求めいただけます。
今回紹介した「油抜き」の詳しい解説も公開しているので、ぜひチェックしてみてください。