2021.08.16 レシピ
みなさん、こんにちは!谷口屋編集部の小林です。
最近「なんだか太ってきた」「脂肪が気になる・・・」と感じることはありませんか?「たまの休日くらい思いっきりオシャレを楽しみたい」そう思いながらも、体型が気になってしまう方もいると思います。
特にコレステロールが増えると肥満になるだけでなく、体の調子が悪くなるので、ぜひとも抑えておきたい成分です。しかも、歳を重ねるごとに、動脈硬化や高血圧といった病気にも気をつけたいです。しかし、こういった病気の予防やコレステロールを抑えて肥満を解消するには、生活リズムや食生活を見直したり、運動をして改善していく必要がありますよね。
そこで今回、私が食生活において「コレステロールを抑えて動脈硬化の予防する」オススメの食材を調べてきました。それが「油揚げ」です。
油揚げには、大豆タンパク質が豊富に含まれていて、コレステロールや中性脂肪を抑えたり、燃焼しやすくしてくれる効果があるんです。そして動脈硬化を予防することができます。ただ、「油っぽい」「栄養があまりなさそう」というイメージの油揚げ。本当にコレステロールを抑えられるの?と疑問に思う方もいるかもしれません。
そんなあなたのために今回は、明日から油揚げ料理を並べたくなるような「油揚げの嬉しい効果」をご紹介します。
動脈硬化の原因とは?
動脈硬化とは動脈の血管が硬くなり、血管が詰まりやすくなる状態です。通常、弾力性のある血管が老化や様々な要因で硬くなってしまうのが原因です。血管の状態を健康に保ち、血液中の成分を調節することが大切になります。
動脈硬化には3つの状態に気をつけよう
実はコレステロール値が高いだけでは、「動脈硬化」は進行しないと言われているのをご存知でしょうか?気をつけるべき状態は「高血圧」「高血糖」「脂質異常」で、この3つが揃うと「動脈硬化」が進行すると言われています。
そして3つの状態が起こる一因として、コレステロールがあげられるんです。どの状態も血液中や血管に異常があったときに生じるものばかり。予防の一つとして、コレステロール対策はしておきたいです。
動脈硬化の起こる条件が「コレステロール値が高いだけではない」なんて驚きですね。
大切なのは善玉コレステロールを増やすこと
コレステロールとは血液中に流れる脂質の一つで、悪玉コレステロールと善玉コレステロールの2種類があります。悪玉コレステロールは、肝臓内のコレステロールを身体中の末梢細胞に運ぶ役割があります。
一方で、善玉コレステロールは、コレステロールを末梢細胞から回収し、肝臓に戻す役割があります。どちらも必要な成分ですが、悪玉コレステロールによって血液中にコレステロールが増えすぎてしまうと、血流をつまらせる原因になってしまうんですね。
そこで善玉コレステロールを増やすことで、悪玉コレステロールや不要なコレステロールを吸収して、血液の中をスッキリさせてあげられるんです。
ホルモンバランスを保つことが大事
女性は歳を重ねるごとに、女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌がゆるやかになります。エストロゲンは、血管をしなやかに保ち、内臓脂肪の分解や動脈硬化の予防を促進する効果があるんです。
女性だからこそ、気をつけておきたい部分ですね。
ホルモンバランスが崩れると、コレステロール値が上がったり、体重の増加やスタイルに変化がみられたりもします。エストロゲンの効果を補い、ホルモンバランスを保つ必要が出てくるのです。
動脈硬化を予防できる油揚げの効果とは?
栄養面をあまり気にされない油揚げ。しかし、大豆や豆腐と同じ栄養素が含まれていて、実は栄養豊富なんです。動脈硬化の予防以外にも、美肌効果や消化吸収の働きを促進する効果も期待されています。
ここからはそんな油揚げが持つ、動脈硬化の予防に繋がる効果を紹介します。
グリシニンがコレステロールや中性脂肪を抑えてくれる
食事から摂取した脂肪やコレステロールは、血液に溶けずに残り続けるため、増え続けると血液がドロドロに。コレステロール値が高いと体が不調になるのも納得ですね。そんな時に活躍してくれるのが「グリシニン」。油揚げに含まれる大豆タンパク質の半分を占める主要成分です。
血液中のコレステロールや中性脂肪の濃度を下げる作用があり、血液がドロドロにならないようにしてくれます。そのため血管が詰まるというリスクを抑えて、高血圧や脂質異常を防ぎ、動脈硬化の予防に繋がるんです。
βコングリシニンが中性脂肪や内臓脂肪を減らしてくれる
大豆タンパク質のもう一つの主要成分が「βコングリシニン」です。コレステロールを抑えるだけでなく、メタボの原因となる内臓脂肪や中性脂肪を効果的に下げることができる成分として知られています。
大豆タンパク質だけで、コレステロールと中性脂肪の2つがカバーできるなんて、嬉しいですね。油揚げと一緒に、納豆や豆腐といった大豆製品を一緒に食べるとより、摂取しやすくなりますよ。
大豆イソフラボンがホルモンバランスを整えてくれる
女性ホルモン「エストロゲン」の分泌がゆるやかになってくると、ホルモンバランスが崩れやすくなり、体に変化を感じることが増えてきます。そんな時、油揚げに含まれている「大豆イソフラボン」を取り入れることがとても大切なんです。
「大豆イソフラボン」はエストロゲンと似た働きを持っていて、ホルモンバランスを整えて、血管や肌に潤いをもたらしてくれます。
ホルモンバランスを整えると、肌のはりや調子よくなるので、実は美容効果にもかなり期待されている成分なんですよ。
しかしここまでで、油揚げが動脈硬化に効果的だとわかったけれど「具体的にどう摂取すると良いのかわからない」という方も多いと思います。そんなあなたのために、今回、私が油揚げを使った効果的な食事を調べてきました。
ぜひ、参考にして健康な体を手に入れてみましょう。
油揚げを使った動脈硬化に効果的な食事とは?
油揚げだけを食べるだけでなく、他の食材と一緒に摂取することでより動脈硬化を効果的に予防できます。組み合わせを考えて食べると、病気の予防以外に食生活の改善にもつながるので嬉しいですね。
-1日の油揚げの摂取量
油揚げを1日にどのくらい取るべきだと思いますか?グリシニンやβグリシニンなどは、大豆タンパク質の主成分。なので、タンパク質の摂取量を守ると良いでしょう。基本的に50kgの人だと約50gのタンパク質が必要になります。
と思いますか?グリシニンやβグリシニンなどは、大豆タンパク質の主成分。なので、タンパク質の摂取量を守ると良いでしょう。基本的に50kgの人だと約50gのタンパク質が必要になります。
油揚げ1枚で10g弱取れるので、それを目安に納豆や鶏肉などのタンパク質多めの食品と一緒に食べると良いです。
油揚げだけでタンパク質を取ろうとせず、他の食品と組み合わせることが、食生活の改善にもつながるので嬉しいですね。
-カリウムの多い野菜類、海藻類で高血圧予防しよう
高血圧の原因の一つとして、塩分のとりすぎがあります。そこでカリウムの出番です。ほうれん草などの野菜や海藻類に豊富に含まれていて、余分な塩分を排出してくれるようになります。
血液中の塩分調整をすることで血行が良くなり、喉の渇きやむくみを改善することにもつながるので、ぜひ一緒に食べて頂きたいです。
もし、野菜や海藻類が手軽に食べられない場合には、バナナなどの果物でも取ると良いでしょう。毎日、油揚げ料理や野菜が取れないという方は、朝だけ食べやすい果物を中心にとるのもおすすめです。
-柑橘類を一緒に食べて血液をサラサラに
コレステロールや中性脂肪を抑えるだけでなく、柑橘類を食べることで血液をサラサラにして血行を良くするのもおすすめです。抗酸化作用や末梢血管を強化する働きがあり、血流を改善したり高血圧を予防することにつながります。
ビタミンCを取ると、コラーゲンの生成を促進することができて、肝臓の機能を高めると疲労回復にも効果が期待できるんです。食事のデザートとして加えると最高ですね。
谷口屋の最高の油揚げで健康的な体づくりを
谷口屋の油揚げは、大正時代から今でも1枚1枚丁寧にあげられている商品です。揚げる油もオリーブオイルに匹敵するほど健康に良いモノを使っています。そんな美味しさと愛情がつまった油揚げはオンラインショップでも販売しているので、ぜひ一度みてみて下さい。