2021.08.02 レシピ
こんにちは!谷口屋編集部の小林です。
みなさん、マスク生活が当たり前になった今、「スキンケアはしているのに、肌が荒れてしまう・・・」「最近肌のケアができていない・・」ということはありませんか?がんばれる日ばかりではないけれど、肌をきれいに保ちたい。自信が持てる自分でいたい。
そんな悩みを抱えているあなたのために、今回は体の内側から肌をケアできる、とっておきのお助け食材を調べてきました!それが食卓でもよく見かける「油揚げ」です。
実は油揚げには、肌のハリを良くする大豆イソフラボンがたっぷり。毎日の食事に加えるだけで、体内からお肌をきれいにできます。体の内側からお肌の調子を整えるなんてびっくりですよね。しかも、他の大豆製品と比べても、大豆イソフラボンの含まれる量がとても多いんです。
家事や掃除、お買い物など忙しい毎日を送っていて、なかなかスキンケアまで手が回らないこともありますよね。そんなあなたにこそ、油揚げの「食べるスキンケア」を試していただきたいです。
今回は、油揚げに含まれる美容成分とともに、「一体1日に何グラム油揚げを食べるとお肌に良いのか」をご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
油揚げに含まれる肌に良い成分とは?
味噌汁や煮物、炊き込みご飯などに欠かせない油揚げ。実際、どんな栄養素が入っているんだろうなんて考えませんよね。そのくらいあまり栄養面に気にされない油揚げでも、実は油揚げには栄養素が豊富で、その中にお肌に嬉しい成分がたっぷり含まれているんです。
お肌を若々しくする大豆イソフラボン
まずは、美肌効果が大きいと話題の大豆イソフラボンです。油揚げ以外にも、豆乳や豆腐、納豆などの大豆製品に多く含まれていています。日頃の食事で、よく使っているという方も多いのではないでしょうか。こういった食材に、どのくらいの大豆イソフラボンが含まれているかというと。
・約52mg:油揚げ1/2枚
・約40mg:豆乳1パック
・約30mg:納豆1パック
・約80mg:豆腐1丁
油揚げがたった1/2枚で、豆乳や納豆よりも大豆イソフラボンが多いなんて驚きですよね。これらに含まれる大豆イソフラボンの働きは、女性ホルモンの「エストロゲン」に似ていて、お肌を若々しくする働きをサポートしてくれます。
年齢とともにエストロゲンの量が少なくなり、肌の保湿力が低下につながってしまうので、そんな時に大豆イソフラボンが保湿効果を補ってくれるのです。しかも、大豆イソフラボンは細胞の新陳代謝を高める効果もあります。肌の生まれ変わりが促進され、老廃物が排出されるので良いことばかりですね。
お肌をぷるぷるにする大豆タンパク質
次は保湿効果で肌にハリを出してくれる大豆タンパク質です。タンパク質はお肉で摂るという家庭が多いかもしれません。しかし、お肉ばかりの献立だと栄養バランスが偏ってしまうのがネックですよね。そんな時にも、油揚げが持つ植物性の大豆タンパク質が役立ちます。
大豆タンパク質は、保湿効果に優れていてハリのある肌を作り出してくれるだけでなく、消化吸収を助けてくれる効果があります。
しかも、ダイエット中に気になりがちな脂質をほとんど含んでいないので、料理がヘルシーに仕上がるのも嬉しいですね。抗酸化作用が強く働くので、コレステロールや中性脂肪の燃焼にも役立ち、ダイエット中にも気軽に食べられますよ。
お肌の乾燥を防ぐ大豆サポニン
みなさん、実は乾燥肌の意外な原因が油の摂りすぎにあることをご存知でしたか?
肌に油分がなくて、乾燥するのはイメージできますが、油分の取りすぎで乾燥してしまうなんて意外ですよね。
これ実は、体が摂りすぎた脂質を代謝するために、肌のハリに必要なビタミンまで消費しまうことが原因だったんです。
そんな時、大豆サポニンを摂取することが重要なんです。
大豆サポニンには脂肪分解の働きがあり、余分な脂質を分解して乾燥肌の予防をしてくれます。ご飯を食べながらコレステロールや中性脂肪を分解してくれるのです。
しかも大豆サポニンは、余分な脂肪を蓄積させません。体内に余分な脂肪を残さず、肥満予防にもつながります。
油揚げに含まれる大豆イソフラボン
油揚げには肌に良い美容成分が豊富でしたね。保湿効果を持つ大豆タンパク質や脂肪燃焼に役立つ大豆サポニン、大豆イソフラボン以外にも嬉しい成分がたっぷりつまっています。
大豆イソフラボンはお肌にハリを与えてくれる
「肌のたるみやシワが気になる・・・」そんな自分を変えたいと思ったら、大豆イソフラボンを油揚げから取り入れましょう。
肌にハリをもたせ、調子を整えるには「エストロゲン」という女性ホルモンの働きが欠かせません。これが減少すると、肌の水分量が減少して乾燥肌に。
そんな大事な役割を担うエストロゲンの働きを助けるのが、似た効果を発揮する大豆イソフラボンです。
大豆イソフラボンを十分に摂ることで、肌のみずみずしさが戻ってきます。乾燥肌や肌のハリがだんだんと改善されていくのです。
油揚げが持つ大豆イソフラボンは何グラム?
豆乳の約2倍、豆腐の約1.4倍の大豆イソフラボン。油揚げたった1/2枚に含まれる量はかなり多く、毎日の献立に少し加えるだけで、豆乳や豆腐をたくさん取り入れるよりもお手軽。
簡単な料理にも使えて調理の幅も広いので、明日からの献立にも加えられますよ。
お肌に必要な1日の油揚げ摂取量は何グラム?
豆乳や豆腐よりも少ない量で、より多くの美肌成分を含んでいる油揚げ。他の食材と比べて、油揚げがいかに肌に良い成分、特に大豆イソフラボンを多く含んでいるかがわかったと思います。
ただ、肌に良いとはいえ、油揚げの食べすぎや食べなさすぎは、美肌効果をもたらしてくれません。
「油揚げを食べているのに美肌効果を実感できない」そんな風になって欲しくないと思い、あなたのために油揚げの適切な摂取量についてお調べしました。
油揚げの1日の摂取量は何グラム?
油揚げは、豆乳や豆腐よりも少ない量で多くの大豆イソフラボンを摂ることができましたね。しかし、その分たくさん食べても良いというわけではありません。
そこで気をつけているポイントが、「大豆イソフラボンの摂取量の上限」です。1日の上限が大豆イソフラボン約70mg。油揚げでいうと、1枚弱です。この量ならスープに入れてしまえば、忙しくても簡単に食べられますよ。
仮に大豆イソフラボンを70mg以上摂ってしまっても、すぐに健康被害が出ることはないですが、基本的には摂取量を守りましょう。
摂取量を守って、油揚げを毎日の食事に入れてみよう
たった1枚弱の油揚げ。お味噌汁や酢の物、炊き込みご飯であれば、1/2から1枚ほどで作ることができて、一気に家族全員分を用意できるのでオススメです。
しかも、油揚げは冷凍しても食感や風味が失われないので、何日分か作り置きして冷凍すると毎日の献立にも悩まなくてすむので楽ちん。
ただ、家族で一緒に食べていると、一人当たりの摂取量が足りなくなることもあります。そんな時は豆腐や納豆、豆乳など、他の大豆製品と組み合わせて摂ってみましょう。